みなさんこんにちは、じょにです。
今日はもうすぐ所有して1年になる愛車ジムニーの紹介をしていきたいと思います。
■出会いは偶然のパノラミックルーフ
今日紹介するのは1992年式 JA11V型ジムニー。色はオパールブルーメタリック。
街で見かけることも少なくなった古い一台だ。
福島から実家のある名古屋に帰る道中で偶然、レアな“パノラミックルーフ仕様”に出会ったことが、すべての始まりだった。
ハイルーフにサンルーフの組み合わせがパノラミック…
以前から「いつかは所有したい」と思っていたジムニー。実際にハンドルを握った瞬間、その「チープだけど武骨でタフな道具感」に心を奪われた。
時計で言うとチープカシオのような愛らしさだ。
チプカシ先輩マジかっけぇ…
当時のジムニーのCMに“タフ&ニート”という言葉がある。ここでいう“ニート”は「絶対に働きたくないでござる!」のNEETではなく、「小綺麗な」neatの意味。まさにその言葉通りで、無骨さと愛らしさが同居しているのがジムニーの魅力だ。
抜群の走破性、そしてどこか可愛い見た目。装備は質素で乗り心地は悪いはずなのに、それすらも1/1スケールのプラモデルに乗っているようでワクワクする。
忠実で愛くるしい相棒、僕にとっては共に狩りに出る小型猟犬のような存在だ。
■一番大きなキャンプ道具
ジムニーは、ただのキャンプ場への移動手段ではない。僕にとってはテントやランタンと同じ仲間であり、「持っているキャンプ道具の中で一番大きな道具」だと思っている。
2人分の荷物もへっちゃら
だからこそ、アウトドアの時間はジムニーとセットで楽しむのが当たり前になった。
■DIY整備の楽しさ
これまで自分の家でやってきた整備やカスタムは
ワイパーモーター修理
サイドシルカット
ナンバー移設
ヘッドライトレンズ交換
マフラー交換
パワステ撤去
前後バンパー交換
増しリーフ…などなど
雨漏りぃ^〜(気さくな修理)
お金がない、もとい、やる気があるので整備書片手にDIY(どうなっても いいから やってみよう)の日々だ。
最近は運転席をレカロシートに交換したり、サイドシルをぶった斬ったりした。
工具を握りながらエンジンや足回りを眺めると、しっかり作り込まれた設計に「当時のエンジニアのこだわり」を感じる。
整備の時間は、まるで設計者との会話だ
■通勤も冒険に変わる
洗車のときは必ず下回りを覗いて、オイル漏れや各部の状態をチェックする。そんな習慣も自然と身についた。
そして、ただの通勤でもジムニーに乗ると大冒険のように感じられる。不便さや手間を含めて、このクルマは僕の日常を特別にしてくれる。
■趣味観を変えてくれた存在
かつては「壊れる=悪い車」「お金がかかる=大変な趣味」と思っていた。でも今は違う。本当に好きな車なら、どれだけお金も手間もかけても大切にしたいと思える。ジムニーはその価値観を僕に教えてくれた。
昔SR500SPを所有していた時、ツーリングよりも修理の回数の方が多いような状況に嫌気がさして、乗り換えてしまったことがある。今思えばバイクの楽しみを深く知らないお子ちゃまだった。
今見ても最高にカッコいい
古い車との付き合い方を知り、ある程度お金にも余裕ができた今なら、もっと良い形で維持できたのではないかと思うと悔しいばかりだ。
「お金をかけたくないなら、その趣味は向いてないと思うよ」。当時友人から貰った言葉は今でも自分の胸に刺さっている。
■まだ見ぬ景色を相棒とともに
これからは、ジムニーでしか行けない山奥のキャンプ場や、北海道の広大な林道を走らせてみたい。
DIY精神――「どうなっても いいから やってみよう」を胸に、自分の手で整備を続けながら、相棒とともにまだ見ぬ景色を探しに行きたいと思う。